
帯津 良一 (おびつりょういち)
医学博士
帯津三敬病院名誉院長
日本ホリスティック医学協会会長
文藝春秋SPECIAL季刊春号に掲載された齋藤孝氏(明治大学文学部教授)との対談模様を6回に分けてお届けします。ご期待ください。
ホリスティック医学が唱える
養生は、生老病死すべての
ステージを貫く攻めの養生です
ホリスティック医学、これは人間をまるごとみる医学です。
人間は心と体と命からなっていますがこれらをひとつのものとしてそのまま捉えるのです。 人間まるごとというと、病気の時だけじゃなくて、 生老病死、死後の世界までを含めたステージを相手にします。 ですから、医療と養生の境目がなくなって渾然一体となります。
養生というのは、生命を正しく養うことということです。
従来の養生は、体をいたわって病を防ぎ天寿を全うするという消極的な守りの養生でした。 ホリスティック医学で考える養生というのは、体だけでなく心や命にも目を向けますから、 日々命のエネルギーを高めつづけるという積極的な攻めの養生です。
私たちは日々、この命の質を高め続け一瞬、一瞬を燃焼し悔いを残さない。こんな養生ができたら素晴らしいと思います。